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KOHコウ
このブログの筆者

こんにちは! KOH(コウ)です。

農業地域に生まれ育ち、一旦は国家公務員として就職して何年も地元を離れたことがありましたが、結局はUターン転職して数十年サラリーマン生活を経験。父親から稲作を継ぎ、少し前に脱サラ~給料生活に別れを告げ本業として農業に就きました。本来なら定年退職まで残り何年もあったので、まだまだ安定収入確保が必要な50代です。今の農業情勢にもいろいろ不安は募ります。

夢をかなえての「人生の楽園」みたいな華々しい話ではなく、田舎や農業の良いところ、じゃないところ、プラスαの出来事など、リアルな目線で農業や地域の行方も見据えながら思い付きで綴ります。

ヤマハ400㏄のオートバイを長々と車庫で眠らせており、車体が不調にならないように年に数回エンジンを回すためだけに周辺を流すのがやっとです。乗る乗らないに関係なく今年も費用の掛かる車検が待ち構えていて、いつかまとまった休暇を捻出して数日でも気ままな旅にでも出てみたいと願う貧乏暇なしスタイルです。

農業だけに固執せず、各種資格等の取得を通して自他のために役立つ多様な知識も身に付けたい‥そんな心構えも持っていたいと思います。

主な保有資格は、宅地建物取引士、FP2級、日商簿記2級、証券外務員一種、大型特殊運転免許、大型自動二輪運転免許、危険物取扱者乙種4類、安全衛生管理者、フォークリフト運転など

圃場の中干しと溝切り(江立て)作業~ハードワークです!

6月中旬 今まで水を張っていた田んぼを軽くヒビが入るくらいまで乾かします。

一定期間田んぼを乾かすことによって、〇無駄な穂数を増やすことを抑制し適正に保ち品質を高める。〇丈が長くなり過ぎるのを防ぎ後半に稲が倒れるのを軽減する。〇土壌へ酸素を与え有害ガス等の発生を抑え根が健康に育つ。〇土を固くすることによりその後の収穫機械が支障なく作業できる。このような効果があります。

そして、田んぼに溝を切り人工的に水路を作ることによって必要に応じて排水や入水が迅速に対応できるようになります。

うちは、写真の機械で溝を切ります。(江立て作業とも言います)

某メーカの「のるたん」というネーミングの溝切り機です。エンジン付きで、これにまたがって颯爽と走っていきます‥というほど速くなく歩く速度くらいで両足を土の上に交互にちょこちょこと着きながら進む感じです。農家じゃない人がこの作業を見たら、何をやってるんだろう?と感じることでしょう。

そのうえスムーズな田んぼばかりではなく土の硬軟の状況によってはひどい場合は足を踏ん張って加勢してあげなければ泥に埋まりこんで動けなくなるようなケースもたまにあり、この場合の重労働なこと1時間も続ければ1日分の体力を奪い取られ活動限界に陥りそうになります。どんな状態であれ避けては通れない作業です。

他メーカーでは、そのオートバイ的な風貌から「田面ライダー」などというイカ(れた)したネーミングの機種も存在します。

溝を切った後方を振り向くとこんな感じで水の通り道となり、きれいに仕上がった場合には川を流れるように気持ちよく水が後を追ってきています。お手本では10条(列)おきくらいに溝を立てるようにとのことですが労働負担と時間を考えるとそこまで出来ません。私はですが

この後、入口と奥の横方向にも1本ずつ溝を切りますしさらにクロスしたところは泥が互いに水を遮らないように道具できれいにつなげてあげなければなりません。一連の作業は結構な負担で年間を通じた中でもこの作業の苦労は5本指には入るでしょう。ですが大切な作業です☆

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