8月初旬 田植から3か月近く経ちました。一つ一つの農作業を行っているときはキツく先の長いことのように思いますがその間にも稲は順調にあっという間に成長し、早い品種では写真のように穂が出て「イネの花」が咲き実り頭を下げてきます。
もちろん、そのために何もしていなかったわけではなく田植えの直後からイネの顔色を見ながら草刈りや溝切りや穂肥や病害虫防除を行ってきての成果ですが!(^^)!
あとは、近年の高温を中心とした異常気象による米生育への障害や用水の不足が起こらないように祈るばかりです。自身の努力や工夫で好転できるものもありますが、基本的に天から授かるものには太刀打ちできません。


穂長もそこそこあり、稲姿・葉色もまずまずの進捗かなと思います。このまま無事育ってくれればこの早生品種については例年並みに8月末頃には稲刈り作業が始められそうです。あとこれからまだまだ怖いのは台風や異常気象です。

ちなみに、過去にドラマ「〇町〇ケット」の中で、実家へ戻って稲作を継いだ登場人物がコメ収穫直前に台風に直撃され、暴風雨の中をコンバイン(稲刈り機)で夜通し収穫するというクライマックスシーンがありましたが、あれは実はちょっと考えずらい設定でした。直前まで感動してドラマを観ていたもののその場面が出た瞬間、ん?「現場考証が甘すぎる!」とTVに向かって総ツッコミましたし、翌日には農業を知っている人の間で話題になったものです。当時は問合せ?抗議?も届いていていたのではないでしょうか😅
実際には、台風に直撃されるのは確かに大変なことですが、だからっと言って既に天候が悪くなっているのに作業ができるものでもなく一過を待つしかない状況となります。また、台風に遭ったからといって即全滅になるとも言えず、ジタバタもできず去った後で倒れた稲が乾くのを待って苦労しながら収穫作業を行うことが多いでしょう。もちろん台風被害の程度によりますからとんでもない暴風雨で全倒してしまったり水没してしまったりしたら確かに被害甚大となりますから最悪の事態を間逃れるように天に祈るばかりです。怖いのは収穫期の手前から被害にあってしまい成長過程の早い段階から倒伏してしまうことがあればコメの生育まで悪影響が出て大変なことになる可能性が高いかもしれません。
いずれにしても、暴風雨の最中に収穫作業を行うことは機械も万能ではなく基本雨降りの中で運転・作業できませんし有りえなさそうです。余談にしてはたいへん長くなりました😅