7月上旬 溝切り(江立て)作業を始めた日から、機械の調子があまりよくありません。エンジンが良好に吹き上がらず負荷のかかる田んぼでは回転数が上がらないだけにパワーが出せず前に進めない状況です。脚力も加えて騙しだまし作業を続けてきましたがもう限界です。一旦中断して機械修理を試みました。













機械に特別詳しく得意というわけではありませんが、全部の修理を農機具屋に依頼していたら大変な出費となってしまいます。しかも新しい機械に買い替えるなんてことになってしまったら大ごとです。この「のるたん」という機種でも新品で約20万円はしてしまうでしょう。
そこで詳しくない頭を絞って、こんな時は大概燃料系のトラブルだろう?ということでとりあえずネジを回せる部分を外し分解清掃を考えました。
その時に用意したのがキャブレタークリーナーでホームセンターでも5~6百円です。

分解すると部品の間あいだに‥調べてみるとこの黒いゴムのようなパッキンのような部品は「ダイヤフラム」や「ガスケット」だとか
ダイヤフラムとは、一般的にエンジンの燃料系における圧力や流量、流面などの自動制御用に使われている空気圧で作動する調整弁のこと弾性の膜のことと書かれていました。
写真で分かりずらいですがかなり劣化も進み、分解時に剥がれとれてしまいましたので素人目で見ても明らかに交換が必要でした。ホームセンターの草刈り機(仮払い機)の販売コーナー付近で互換性のある部品セットがたまたま見つかりましたので購入しました。ここでは3,000円ほどだったでしょうか。

それぞれ分解した部品には小さな穴が多数開いています。このあらゆる穴にキャブレタークリーナのノズルを差し込みスプレーします。すると差し込んだ個所ではない思いがけない別の穴から勢いよくクリーナー液が噴出します!それはまるで鼻洗浄とかで右の穴から洗浄液を差し込んだら左から流れ出るみたいな‥
まあやれるところまではやってみて、ダイヤフラムなども交換し慎重に原状復帰、機械本体にも元の状態に取り付けました。こんな作業で機械が復調するのか半信半疑のまま
修理後一発目のエンジン始動!
結果は、エンジン絶好調でした吹き上がり(回転数)も良好!
あらためて、燃料系は大事だなあと‥修理に出す前にお試しください。
ただし部品をバラバラにする前には記録写真を撮っておいた方がよいかもしれませんね。自信のある方は別ですが私の場合、このくらい100%覚えてられるさ!と1分もしないうちに「あれ、これはどこの部品だっけ?どれがどれに付くの?」などと絵に描いたように後悔の多いこと